国際博物館の日およびベトナム科学技術の日(5月18日)を記念し、ダナン博物館はゲーテ・インスティテュートおよびマックス・プランク協会と連携し、科学展「宇宙 ― 人類 ― 知能(UMI)」を開催します。
本展では、ドイツにおける最先端の科学研究を一般公開するとともに、科学、特にドイツ科学に関心を持つ来場者に向けて、現代社会が抱える大きな問いについてともに考え、探求する機会を提供します。

展示では、広大な宇宙から人類の起源と未来に至るまで、現代を生きる私たちに投げかけられたさまざまな問いを紹介します。宇宙はどのように誕生したのか。地球の外にも生命は存在するのか、また、人類は約150万年前にアフリカで誕生してから、どのように進化し、現在のように世界中へ広がっていったのか。これらの問いを理解するうえで重要な存在となるのが、人間の脳です。人間の脳は、認識や思考、感情、意思決定を生み出す源。私たちが眠るとき、感じるとき、学ぶとき、そして忘れるとき、脳の中では何が起きているのでしょうか。さらに、人類は脳と知性によって自らの暮らしだけでなく、気候システムや生物多様性に至るまで、地球環境そのものにも大きな影響を与えてきました。
こうした人類の活動は、気候システムや生物多様性にまで大きな影響を及ぼしており、現代は「人新世(Anthropocene)」、すなわち、人間の活動が地球環境そのものを形づくる時代として捉えられています。そして人類は、自らの知性によって新しい“知能”も生み出しています。人類が生み出した人工知能とは何か。それはどのように発展し、人類に何をもたらすのか。さらに、人間と機械が共存する社会の中で、今後どのような倫理的課題と向き合う必要があるのでしょうか。

こうした密接につながり合う問いこそが、本展の核。「私たちはどこから来て、どこへ向かうのか」という問いのもと、「宇宙」「人類の歴史」「脳」「人新世」「人工知能(AI)」という5つのテーマを通して、宇宙と人類の旅をたどります。展示は誰もが楽しみながら学べるよう設計されており、わかりやすい解説に加え、写真、グラフィック、模型、アニメーション、映像、ポッドキャスト、そして最先端のインタラクティブ技術など、多彩なコンテンツを用いて構成。一般向けに親しみやすくまとめられた科学知識と、ドイツにおける最新研究の成果を組み合わせることで、幅広い来場者が楽しめる内容でありながら、科学に深い関心を持つ人々にとっても新たな視点や発見を得られる展示となっています。

「UMI展を通してお伝えしたいのは、科学研究がドイツにおいて高く評価され、ドイツ文化の重要な一部となっているということです。同時に、ドイツの科学界は強固な国際協力ネットワークを築いており、世界中の学生や若手研究者に多くの機会を提供しています。そうした姿は、本展のさまざまな展示内容からも感じていただけると思います」と、ゲーテ・インスティテュート・ホーチミン市館館長のタイ・マイ・ラン氏(Thái Mai Lan)は語りました。

開幕セレモニーの見どころの一つは、UMIの世界を体感できるインタラクティブな探索プログラムです。来場者は、科学コミュニケーションの専門家によるガイドツアーに参加し、「宇宙」「人類の歴史」「脳」「人新世」「人工知能(AI)」の5つのテーマを巡りながら、対話型の解説や体験型アクティビティを通して展示を楽しむことができます。また、「ディスカバリー・パスポート」を使いながら、ドイツ語によるオリジナルコンテンツにも触れ、より深くUMIの世界を体験できる構成となっています。
このSTEM展示は、2021年にドイツでスタートして以来、ヨーロッパやアジアのさまざまな都市を巡回してきました。2026年3月から4月にかけてのハノイ開催ののち、UMI展はダナン、そしてホーチミン市でも開催予定です。
ダナン市での展示は、ダナン博物館1階の企画展示スペースにて、月曜日から日曜日まで毎日8:00〜17:00の時間帯で一般公開されます。
【開催概要】
- 開幕式:2026年5月18日(月)14:00〜
- 会場:ダナン博物館
(31 Tran Phu Street, Hai Chau Ward, Da Nang City) - 展示期間:2026年5月18日〜6月18日
- 開館時間:08:00〜17:00(毎日)
*展示内容に関する詳細は、Dr. Mara Ruth Wesemueller(mararuth.wesemueller@goethe.de)までお問い合わせください。
ダナン観光促進センター