ダナン市人民委員会は2026年10月8日、第5回ダナン・アジア映画祭(The 5th Da Nang Asian Film Festival, 2027/DANAFF V)の開催計画(第521/KH-UBND号)を発表しました。今回の映画祭は「DANAFF ― アジアと世界をつなぐ架け橋」をスローガンに掲げ、2027年6月27日から7月3日までの7日間にわたって開催される予定です。
優れた映画作品を引き続き表彰
第5回ダナン・アジア映画祭(DANAFF V)では、コンペティション部門として「アジア映画コンペティション部門」と「ベトナム映画コンペティション部門」の2部門を設けます。いずれも上映時間70分を超える長編映画を対象としており、製作期間や選考条件は部門ごとに定められています。
アジア映画コンペティション部門では、アジア太平洋地域の各国・地域の映画界から応募された作品のほか、国内外の映画関連機関から推薦された作品の中から選考。対象となるのは、2026年4月1日から2027年3月31日までに製作された作品です。

第4回ダナン・アジア映画祭(DANAFF IV)のアジア映画コンペティション部門にて、ベトナムのヴォー・ティ・アイン・スアン(Võ Thị Ánh Xuân)国家副主席とレ・ゴック・クアン(Lê Ngọc Quang)ダナン市党委員会書記がインド映画『Full Plate』に最優秀作品賞を授与する様子
ベトナム映画コンペティション部門では、2026年5月1日から2027年4月15日までに製作され、一般公開の許可を取得した作品を対象とします。主催者は選考委員会を設置し、賞の選考基準や規定を満たす作品を選出します。
コンペティション部門に加え、コンペティション対象外の映画上映プログラムも実施予定。「ベトナム映画のいま」「ベトナム映画セレクション」「アジア映画パノラマ」のほか、APEC加盟国・地域の映画を紹介するプログラム、ダナン市が選定するダナンをテーマにした映画の上映(該当作品がある場合)、さらに世界の映画界で活躍する著名な関係者や招待客の作品などを上映する予定です。
「ベトナム映画のいま」部門で上映する作品は、2026年5月1日から2027年4月15日までに製作され、一般公開の許可を取得したものを対象とします。
各賞は、映画制作に携わるさまざまな分野の関係者を対象に設けられており、アジア映画コンペティション部門では、最優秀アジア映画賞に2億5,000万ドン、アジア映画を対象とする審査員特別賞に1億2,500万ドンの賞金が授与されます。また、最優秀監督賞、最優秀主演男優賞、最優秀主演女優賞、最優秀脚本賞には、それぞれ7,500万ドンの賞金が贈られます。
ベトナム映画コンペティション部門では、最優秀ベトナム映画賞に1億5,000万ドン、ベトナム映画を対象とする審査員特別賞に7,000万ドンの賞金が授与されます。また、最優秀監督賞、最優秀主演男優賞、最優秀主演女優賞、最優秀脚本賞には、それぞれ3,000万ドンの賞金が贈られます。
このほか、NETPAC賞、「アジア映画パノラマ」部門で上映される優れたアジア映画を対象とした批評家賞、「ベトナム映画のいま」部門で観客から最も支持されたベトナム映画に贈られる観客賞、そして世界またはアジアの優れた映画人を対象とする映画功労賞も設けられています。
APEC 2027に向けて映画産業の連携を促進
DANAFF Vで注目すべきは、「APEC映画特集(APEC Film Spotlight)」と「APEC映画フォーラム(APEC Cinema Forum)」の開催です。APEC 2027の開催年に合わせ、これらのプログラムを通したアジア太平洋地域における映画分野の交流と協力の促進を目指します。
このほか、専門プログラムとして、ベトナム映画における女性像や映画産業の発展をテーマとしたセミナー、海外の映画専門家による講座、「DANAFF若手有望人材プログラム」などを実施予定。さらに、ワークショップ「才能の芽を育てる(Ươm mầm tài năn)」、そして将来性のある企画を持つベトナム国内外の若手映画制作者を対象としたプロジェクト育成プログラムなどが予定されています。

DANAFF IVでは、ハム・チャン(Hàm Trần)監督の『Tử chiến trên không』がベトナム映画コンペティション部門の最優秀作品賞を受賞
映画産業連携プログラム「DANAFF Industry Days」は、国内外のプロデューサー、監督、投資家、配給会社、コンテンツプラットフォーム、映画関連サービス企業などが専門的な交流を深める場として位置づけられています。具体的には、業界セミナー、映画企画の紹介・プレゼンテーション(ピッチング)、企業間の個別商談、共同制作や配給、著作権の売買、投資に関するマッチング、ダナンでの撮影誘致などが予定されています。
また、映画祭では、屋外上映、観客との交流、報道関係者との懇談、ベトナム国内外の俳優や映画制作者との交流など、関連イベントも開催されます。さらに、「ダナン―映画のロケ地」をテーマにした体験スペースを設け、代表的な撮影ロケ地の紹介に加え、撮影に必要なインフラ、ホテル、交通、機材、人材に関する情報や、映画撮影チームへの支援体制についても紹介する予定です。
開会式、閉会式および授賞式は、ダナン市のアリアナ国際会議センターで開催される予定です。これらの式典はベトナムテレビ(VTV)で生中継され、ダナン新聞・ラジオ・テレビ局や各地方のテレビ局での同時放送に加え、デジタルプラットフォームでも配信される計画となっています。
主催者は、国内外から約1,400人の招待客を迎えることを予定しており、その内訳は海外から約400人、国内から約1,000人としています。
第5回ダナン・アジア映画祭(DANAFF V)を通じて、ダナン市は映画企画の開発や人材育成を推進するとともに、制作・配給・投資の連携や撮影ロケ地の誘致を進め、市内への映画撮影チームの誘致を目指しています。さらに、文化産業、観光、サービス業の発展と結びついた映画産業のエコシステムを段階的に構築していく方針です。
こうした取り組みを通じて、映画祭はAPEC 2027開催年におけるアジア太平洋地域の映画分野の交流と協力の促進にも引き続き貢献していきます。
ダナン市ポータルより
https://danang.gov.vn/vi/web/dng/w/danaff-v-tu-lien-hoan-phim-den-ket-noi-cong-nghiep-dien-anh







