ダナン国際花火大会 2026、最強ラインナップ公開で史上最高の激戦へ?

14/05/2026
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100年の歴史を誇るヨーロッパの名門チームからアジアの花火大国、さらには過去の大会で上位入賞を果たした実力派チームまで、ダナン国際花火大会2026(DIFF2026)は、これまでの歴史の中でも最も白熱した戦いとなることが期待されています。

2026年5月30日、ダナン国際花火大会2026の開幕戦となるこの日は、ベトナム・ダナンと中国の2チームによる競演が行われる予定。主催者によると、開幕戦のチケットは非常に人気が高く、公式オンライン販売サイト(diff.vn)では旅行会社や国内外の観光客からの予約も好調とのことです。

ダナン国際花火大会2026が高い注目を集めている理由として、「世界の花火大会において優勝経験を持つチームや100年の歴史を誇る名門チーム、さらに国際大会で数々の実績を残してきた強豪チームが一堂に会する“オールスターシーズン”である」と、多くの専門家から評価されていることが挙げられます。またダナン国際花火大会2026は、国外においても存在感を強めており、世界的な旅行雑誌『Travel + Leisure』において「世界で訪れるべきフェスティバルTOP9」の一つに選ばれるなど、国際的な注目度がさらに高まっています。

DIFFは、世界的な旅行雑誌『Travel + Leisure』によって、「世界で体験すべきフェスティバルTOP9」の一つに選出されました。

【5月30日 / 開幕戦】ダナン(ベトナム) vs 中国:「自然」をテーマにホスト国と現王者が対決する夜

ダナン国際花火大会2026の開幕戦は、ホストチームであるベトナム・ダナンと、中国のJiangxi Yangfeng Art Display Co., Ltdによる熱い競演で、華やかな幕開けとなることが期待されています。

2025年の優勝を経てDIFFに再び登場する中国チームは、「Flower of the Orient(東洋の花)」と題したプログラムを披露。これは、中国の民謡「ジャスミン」から着想を得て、無煙の高品質花火と東洋的な情緒あふれる音楽を融合させた演出となる予定です。中国チームは、柔らかく繊細な光の表現や、夜空に絵を描くような動きの演出を得意としており、その技術力を生かした東洋の自然美を詩的に描き出すパフォーマンスが期待されています。

DIFF2026の開幕戦となるダナン(ベトナム)と中国・Jiangxi Yangfeng Art Display Co., Ltdの対決に注目が集まる

一方、ダナンチームはホームチームとしての強みと、地元観客の感情を巧みに動かす演出力により、常に予測の難しい“ダークホース”として注目されています。そのため開幕戦のテーマ「自然(Nature)」は、単なる花火技術の競争にとどまらず、光を通して人と自然の関係性を描き出す物語としての側面も持っていると言えるでしょう。

【6月6日 / 第2戦】フランス vs ベトナム・Z121:「遺産」をテーマに伝統と文化が響き合う夜

大会2日目となる夜のテーマは「遺産(Heritage)」。この日はLux Factory POK 2.0(フランス)と、DIFF 2025準優勝のZ121 Vina Pyrotech(ベトナム)による対決が予定されています。

フランスチームは、映画的な演出と詩的なビジュアル表現を特徴とするパフォーマンスで知られており、今回披露される「Heritage – Da Nang Shines」は、長い歴史の中で異なる文化が出会い、融合していく様子を描いた作品。文明が互いに置き換わるのではなく、重なり合いながら新たなアイデンティティを形成していくという物語が表現されます。

フランスチームは2025年モントリオール国際花火大会において最優秀賞「Gold Jupiter」を受賞。世界でも権威ある大会で結果を残したことで、DIFF2026の優勝候補としても大きな注目を集めています。

一方、ベトナムのZ121 Vina Pyrotechは、前回大会の準優勝という実績に加え、繊細な花火技術と地元文化への深い理解を生かし、ベトナムの遺産を現代的な視点で表現するパフォーマンスが期待されています。

【6月13日 / 第3戦】日本 vs イタリア:「文化」をテーマにした夜の頂上対決

「文化(Culture)」をテーマにした日本とイタリアの対決ほど、“オールスター”を実感できる夜はほかにないかもしれません。静けさ・余白・繊細さといった美意識を持つ日本と、映画のように壮大でドラマチックな表現を得意とするイタリア。この2チームの対決は、DIFF 2026における“事実上の決勝戦”とも言われるほど期待される一戦です。

日本の球屋北原煙火店は、日本伝統の花火技術を受け継ぐチームとして知られ、四方八方に美しく開く「割物(わりもの)」や、「冠菊(かむろぎく)」と呼ばれる演出を得意としています。さらに、日本らしい繊細な色彩のグラデーション表現も特徴です。「冠菊」の「冠(かむろ)」とは、日本のかつての子どもの髪型(おかっぱスタイル)を指す言葉。花火の火花が長くゆっくりと下へと垂れ落ちる様子が、この髪型に似ていることから名付けられました。この花火は、金色の光の帯が長くしなやかに流れ落ち、まるで夜空に光る柳の木のような幻想的な景色を生み出すのが特徴です。

一方、イタリアのMartarello Group S.L.Rは、2017年・2018年に2年連続で優勝を果たした、DIFFを代表する伝説的チームとして知られています。今回披露される「Echoes Becoming Future」では、100年以上にわたりMartarelloの代名詞となってきた、映画のように物語を描く花火パフォーマンスが再び展開される予定です。

【6月20日 / 第4戦】ドイツ vs マカオ(中国):「創造」をテーマにしたテクノロジー対決

第4戦目となるこの夜は、「創造(Creative)」というテーマのもと、ヨーロッパの先端技術と東洋ならではのダイナミックなビジュアル表現が融合し、花火技術の限界に挑むステージが繰り広げられます。

ドイツのSteffes-Ollig Feuerwerke GmbH & Co. KGは、150年以上の歴史を持つ老舗チームであり、最新技術と伝統的な花火芸術を融合させた演出で知られています。今回の演目「PYROGRAPHICS」では、音楽と緻密にシンクロした光の演出によって、夜空のキャンバスへ光の筆でアートを描くような世界観を表現する予定です。

その対戦相手となるのが、中国・マカオのApple Pyrotechnics Co., Ltd.です。同チームは中国・マカオを代表するアジア屈指の花火チームとして知られ、今大会の予選では『西遊記』に着想を得た「Celestial Journey to the West」を披露予定。国家規模の大型イベントを数多く手がけてきた実績を持ち、水上での立体的な花火演出にも強みを持つチームです。

【6月27日 / 第5戦】オーストラリア vs ポルトガル:「未来へのビジョン」が広がる予選最終夜

予選最終夜のテーマは「未来(Vision)」。この夜は、オーストラリアのSkylighter Fireworks Pty Ltdと、ポルトガルのMacedos Pirotecnia Ldaによる対決が繰り広げられます。

オーストラリアチームは、Coldplay、Bon Jovi、Aviciiなど世界的アーティストの楽曲を取り入れたダイナミックな音楽構成で、夢や成長、そして限界を超えて挑戦する精神を描き出すパフォーマンスを披露する予定です。

対するポルトガルの老舗花火ブランド、Macedos Pirotecniaは、2025年大会で「最優秀クリエイティブ賞」を受賞し、再びDIFFの舞台へ。90年以上の歴史を持つ同チームは、“未来へのビジョンを表現するメッセージ作品”とも言えるパフォーマンスを披露予定。そこでは、光が「人と人をつなぎ、未来へ導く希望」の象徴として描かれます。

                   ハン川の夜を彩る、音楽と光のアートフェスティバル「DIFF」

ダナン国際花火大会2026(DIFF2026)は、伝統ある強豪チームが集結する豪華なイベントというだけでなく、世界の花火芸術の発展を象徴する大会でもあります。花火はもはや単なる技術の競演ではなく、音楽やテクノロジー、そして感情表現を融合させた“多感覚型のストーリーテリング”へと進化しつつあります。
この夏、DIFF2026は世界最高峰の光の芸術を体感できる、貴重な機会となるでしょう。



ダナン観光促進センター

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