トゥイロアン安全野菜生産協同組合（トゥイロアンCVPC）はダナン市ホアヴァン地区トゥイロアン・タイ村の協同組合です。
組合は新技術を段階的に取り入ながら、VietGAP（Vietnamese Good Agricultural Practices／ベトナム適正農業規範）基準に従って安全な野菜の生産に取り組んでいます。トゥイロアンCVPCはオーガニック野菜を生産しているほか、人気の観光スポットにもなっており、特に学生が課外学習でよく訪れます。トゥイロアンでは、鋤おこしや野菜の種まき、収穫といった農作業が体験できるほか、収穫された安全な野菜を購入して持ち帰ることもできます。
安全な野菜を生産するためのVietGAP基準に基づいて、トゥイロアンCVPCは段階的に新技術を導入し、購買取引を促進し、生産－消費のサプライチェーンを構築してきました。これによりトゥイロアンCVPCは、中部沿岸および中部高原地域のオーガニック農業において中心的役割を担う存在となっています。
ハイテクノロジーの導入とオーガニック野菜の生産によってブランドを確立する
トゥイロアンCVPCは、ダナン市ホアヴァン地区ホアフーのトゥイロアン・タイ村に設立された農業協同組合です。協同組合はダナン市によってテクノロジーと資本の重点投資先のひとつに指定されています。
組合長のブイ・ユン氏によると、10年前の設立当初、トゥイロアンCVPC は22組合員と4ヘクタールの耕地でスタートしましたが、今では40農家が参加し、耕地は8ヘクタールまで大きくなりました。協同組合は組合員がオーガニック野菜、VietGap、PGS野菜、そしてあらゆる種類の果物を生産できるように尽くしてきました。現在、協同組合は平均して年間250トンもの作物を生産し、顧客の需要に応えています。
天候に左右されることなく安定した供給を可能にする野菜の水耕栽培モデル
近年、協同組合は様々なレベルでハイテク種子生産業界の支援を受けており、野菜の水耕栽培や、ネットハウスの建設、自動散水システムや灌漑用井戸システムの導入、排水溝システムの追加や耕運機への更なる投資を実現しています。こうした投資額は全体でおよそ150憶ドンにもなります。この投資を基に、協同組合は実証モデルを立ち上げ、区画を集積・変更し、野菜の作付面積を4ヘクタールから8ヘクタールに広げ、組合員に安全な野菜の生産手順を指導してきました。
トゥイロアンCVPCはダナンやフエ市内の商店やスーパーマーケット20店舗以上に生産物をを出荷しています。主要出荷先としては、ウィンマート、バナヒルズ、ホアトーテキスタイル、スカイラインスクールなどの企業や学校が挙げられます。
トゥイロアンCVPCはダナン市の協力により、機械・開発設備政策の投資支援先として選ばれ続けてきています。協同組合はこれからも、さらに環境負担の少ない農業システムを構築し、郊外型農業を実践し、持続可能性を追求していきます。
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