住所:02 -/9月2日通り, ハイチャウ区
概要:
チャム彫刻博物館はチャム王国の文化、宗教、歴史に関する1,500以上もの貴重な収集品で大変有名です。
特記事項:
博物館の最初の建物は1919年にオープンしましたが、ダナンや他の地域で収集されたチャムの彫刻品の多くは、20年をかけて博物館に収容されました。収集はフランス極東学院(EFEO)の考古学者や専門家によって始まりました。幾つかの収集品はパリやハノイやサイゴン(現ホーチミン市)の博物館に送られましたが、多くの貴重な収集品はツーラン(現在のダナン)に残されました。博物館の設立は、1902年にEFEOの考古学部によって初めて提案されました。有力な考古学者アンリ・パルメンティエが建設の推進に大きな貢献をしました。
最初の建物は、二人のフランス人建築家によって設計され、その後二度にわたって増改築されましたが、初期の建物の特徴が良く残されています。最初の改築は1930年代で、1920~1930年代に加わった収集品の展示スペースとして2つのギャラリーが増築されました。アンリ・パルメンティエは彫刻が発見された領域に忠実な展示を指導しました。
1111㎡のフロアはミーソン, チャキアウ,ドンドウオン,タァプマンのギャラリーとクアンチ,クアンガイ,ビンディンの回廊に分けられています。博物館は、2002年に2階建ての建物に再度拡張されました。 増改築後には、展示、保管、図書館、修復作業所、スタッフルームが追加されました。2007年以前のチャム彫刻博物館は、ダナン博物館と市の博物館や文化遺産を監督する行政機関によって管理されていましたが、2007年7月2日に文化スポーツ局の所属となりました。
見どころ!
チャム彫刻博物館のコレクションにある彫刻品は主に砂岩とテラコッタからできており、いくつかは青銅が付属しています。衣装、写真、映像、デジタルディスクのコレクションもあります。砂岩のセクションは最も重要で、台座、神像、神聖な動物やシンボルにチャム寺院や礼拝場から発掘された建築装飾物が含まれます。神々の像は、神が乗っている神聖な動物や手にしている道具等からインドの神話に関係していることが明らかになっています。各像は、発見された場所や発掘された場所、形状、レリーフ、台座、建築物の特徴など、彫像の様式や機能によって識別されます。したがって、分類の基準は議論の余地がないほど明確です。一部の研究者は、彫刻物をいくつかの様式に分類するために、装飾的なデザイン、毛髪のカールの形状、衣装などの類似性を基準にしています。そして、いくつかのケースでは、明確な日付や近隣諸国の様式を参考にして、様式の進化の過程が明確になっています。それぞれは、典型的な様式の彫像が見つかった場所の名前が付けられています。例えば、「ミーソンE1様式」は、クアンナム省のミーソン寺院E1にあるものと同様の特徴を持つすべての彫像に適用されています。
行き方:
ダナン空港から約4㎞。
ダナン駅から約6㎞。
ホイアンから約30km。
利用規定:
料金:
大人:60,000VND/人
60歳以上:30,000VND/人
学生:10,000VND/人