フックニン戦没者墓地は、フランスの侵略に対する抵抗戦においてダナン前線で戦い犠牲となった、クァンナム地方(ダナン、クァンガイ、ビンチティエン、ビンディン)出身の兵士と市民を埋葬した場所です。犠牲者の数は1,500名以上にも上りました。
近代的な銃器で武装した野心あふれる手ごわい西側の侵略者に対し、ベトナム人民は勇敢に対抗しました。この地はその揺るぎない精神の逞しさを示した場所です。
フックニン戦没者墓地は、1858年から1860年まで続いたフランスによるダナンへの攻撃で命を落とした人々の安息の地として1876年に設立され、当時1,500基以上の墓が建てられました。特に、貴重な黒大理石を用いて建てられた石碑や、グエン・ヴィエット・トゥとグエン・トゥオン・チャットという二人の将官の墓が知られています。現在、これらの墓は都市開発のためにホアヴァン戦没者墓地とソンガー墓地(ホアヴァン地区ホアクォン区)に移設・再埋葬されています。
フックニン戦没者墓地の石碑は正真正銘の芸術品であり、単なる紀念碑という以上に歴史的・文化的意味を持つ特別なものです。また、奥深い文学的な意味を持つ文章でもあります。
ダナン市はナムズオン区文化センターの改修と建設に投資し、この地を公園とすることで、人々がこの歴史的に重要な場所を訪問して敬意を表すことができるように開放しました。
ナムズオン区人民委員会は、フックニン戦没者墓地の石碑の内容を説明する4つのQRコードを設置し、地元住民や旅行者が中国語、ベトナム語、英語でも理解できるようにすることを発表しました。私たちの先祖の英雄的かつ不屈の精神を今の世代に伝えていこうとする取り組みのひとつです。
フックニン戦没者墓地は公園として改めて整備され、住民がレクリエーションスペースとしても使えるように緑が植えられ、運動器具が配置されました。
決定 1288-BH/QD 番により、フックニン戦没者墓地は1988 年 11 月 16 日に歴史的文化的紀念碑として国家遺産に登録されました。
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