米国の旅行雑誌『コンデナスト・トラベラー(Condé Nast Traveler)』の読者投票で、ダナンは2024年にアジアで訪れるべき場所トップ11に選ばれました。ダナンはベトナムの観光地として唯一ランクインし、来年の旅行先として検討するべきアジアのベストスポット第2位に輝きました。
世界有数の旅行雑誌『コンデナスト・トラベラー』は、11月15日に2024年に訪れるべき最高の場所を特集した一連のリストを発表しました。アジアにおける最高の旅行先として、ダナンはベトナムから唯一選出されました。その他の注目すべき場所としては、タイのバンコク・チャイナタウン、ネパールのカトマンズの谷、ウズベキスタンのシルクロード、シンガポール、モンゴル、そしてスリランカがランクインしました。リストに選出されるに当たり、ダナンは同誌編集部による多くの厳しい審査基準をクリアしました。基準には敢えて2024年のリストに選出する背景の評価も含まれます。例えば、スリランカは経済危機を乗り越えた国として評価され、モンゴルはビザの取得規制を緩和したことが認められました。「アジアはかつてないほど輝いていて、大胆で、野心的な姿勢が見られる。パンデミックによる渡航制限や国境閉鎖からの脱却にはほかの地域よりも多くの時間を要したが、今や完全に力を取り戻したと言える。彼らは海外からの旅行者に、自分たちが失っていたものを思い出させようと熱心に取り組んでいる」と同誌は述べています。
ダナンは「アジアにおけるコロナ後の大きなサクセスストーリーのひとつ」で、2023年の国際線到着者数はパンデミック前の数字を超えています。国際線に新路線が就航し、以前よりも“橋の街ダナン”へのアクセスが容易になったことがこの成果の要因のひとつに挙げられます。今年の第3四半期までの9ヵ月間で、ダナンは160万人もの海外からの渡航者を迎え入れました。ダナン空港を発着する国際線が多く再開したことが、海外観光客の誘致に重要な役割を果たしています。
ソンチャ半島は市街中心地から20分の好位置にあり、旅行者を惹きつける場所のひとつです。17階建て、高さ67メートルのレディブッダ(観音菩薩像)や、自然保護区に絶滅危惧種のアカアシドゥクラングールが生息することで知られています。
ベトナム中部の郷土料理も旅程に組み込みたい楽しみのひとつです。麺料理のミークアン(Mì Quảng)、ウコン生地のお好み焼きバインセオ(Bánh Xèo)が特に知られています。ホテルやリゾートの開発業者も近年のダナンの人気に注目しています。
トップ11にランクインしたその他の地域は次の通りです。
バンコクのチャイナタウン(タイ)、カトマンズ(ネパール)、神戸(日本)、コチ(インド)、モンゴル、ラスアルハイマ(UAE)、紅海(サウジアラビア)、シンガポール、シルクロード(ウズベキスタン)、スリランカ南部・中部
世界中の旅行の専門家が説得力ある理由を添えてこの投票に参加しました。
アジア大陸の広大な地域は常に多様性のタペストリーを提供してきました。今やアジア全域で、新たな体験、イベント、そして宿泊施設の選択肢が旅行者を待ち受けており、アジアの観光産業は力強く回復していると考えられています。