ダナンはホーチミン、ハノイ、ハイフォンに次ぐベトナム第4の都市で、都市化と社会経済の発展における重要な拠点です。ハン川河口のBiển Đông(東海/南シナ海)沿岸に位置しており、ベトナム中部の港湾都市としての戦略的な重要性も担っています。中央政府が直接管轄する5つの都市のひとつでもあります。
地理的には、ハノイ市とホーチミン市からほぼ等距離に位置しています。ダナンを語るにあたって、中部の3つの世界文化遺産、古都フエの建造物群、ホイアン旧市街、ミーソン聖域に囲まれているということは特筆すべきでしょう。西は山に、東はBiển Đôngに面するダナンは、北はハイヴァン峠を越えてトゥアティエン=フエ省と、南と西はクァンナム省と接しています。道路、鉄道、海路、空路における南北交通の要衝であり、ベトナムからラオス、タイ、ビルマ(ミャンマー)に通じる東西経済回廊の東の始点でもあります。
第1部:地理と関係地域
第1部:地理と関係地域
ベトナムは東南アジアのインドシナ半島にあり、国境線は4,550kmに及びます。北は中国、西はラオスとカンボジアに国境を接し、東は太平洋のBiển Đông(東海)に面しています。
ベトナムの地理的中心に位置するダナン市は、ベトナム行政区画63(58省と中央直轄5市)のひとつであり、中部地域の社会経済の重要な拠点です。2019年現在、人口は1,134,310人で、中部で最大、国内では4番目の大きさを誇ります。
ダナンは北をトゥアティエン=フエ省、南をクァンナム省と接しており、クァンナム省を隔ててクァンガイ省にも近接しています。これら4つの地域がダナンの経済圏を形成しており、その人口は約580万人です。
ダナン市は北緯15度15分から16度40分、東経107度17分から108度20分に位置しています。南北の交通の要衝で、道路、鉄道、また海路と空路でもアクセスできます。ハノイの北764km、ホーチミンの南964km、古都フエの北西108kmにあります。
ダナンは3つの世界文化遺産―古都フエの建造物群、ホイアン旧市街、ミーソン聖域に囲まれています。国内的にも国際的にも、ダナンはティエンサ港を起点とする東西経済回廊(EWEC)を通じて、中部高原やラオス、カンボジア、タイ、ミャンマーといった近隣諸国に繋がる重要な玄関口です。地政学的にも、ダナンは海路と空路の国際的な要衝にあり、ダイナミックで持続可能な発展の上で有利な位置を占めています。
戦略的には、ダナンは国際的なライフスタイルの中心地として、またベトナム中部のみならず広くインドシナ半島におけるサービスセンターとして機能しています。
またBiển Đông(東海)沿岸に位置し、東西経済回廊(EWEC)のゲートウェイであるダナンは、世界の製造業とサプライチェーンのネットワークに連なる可能性を秘めています。
特に、ダナンは内陸国ラオスにとって重要な中継ゲートウェイであり、またタイやミャンマーがBiển Đôngにアクセスするための代替ルートを提供しています。さらに、ダナンには深圳、バンコク、香港、シンガポールといった各地の主要ハブ都市への直行便が就航しており、近代的な物流クラスターと貿易センターを設立し、陸路、空路、海路を通じて東南アジアとの接続を促進する好機となっています。
ベトナム国内では、ダナンはハノイやホーチミンの役割を補完し、中部における極めて重要な都市ノードとして頭角を現してきています。
歴史的にも、ダナンはベトナム中部における商業、工業、教育の中心地でした。経済再編が進む現在、ダナンはベトナムの経済、貿易、サービスの中心地としての地位をさらに確固たるものにしようとしています。
第2部:ダナンの観光産業
近年、ダナンの観光産業は著しい成長を遂げています。その特徴は、ユニークなサービス、安全な環境、観光客を歓迎する地域社会の土壌にあると言えます。観光産業の成長はダナンを競争力のある国際ブランドとして確立する一助となり、その効果として市のさまざまな産業の発展にも促進が見られます。
2010年から2019年にかけて、ダナンの総旅行者数の年平均増加率は20.66%でした。うち、外国人旅行者は27.34%で、国内旅行者は17.68%です。同期間中の観光総収入の年平均増加率は29.11%でした。2019年の観光客1人当たりの平均消費額は350万ドンを超え、2010年と比較して280万ドン以上の増加がみられました。さらに平均滞在日数についていえば、2019年は2.68日で、2010年から0.61日増となりました。
2019年、ダナン市のGRDPに対する観光産業の貢献率は直接的には13.6%、間接的には17.7%でした。注目すべきは、ダナンにおける低予算型旅行数が高付加価値型旅行者数を上回っていることで、大きな市場シェアを占めています。
2010年から2019年までの10年間で、ダナン市内の宿泊施設客室数は年平均19.2%増加しました。2019年の市内宿泊施設数は943施設、客室数40,074室であり、2010年と比較すると762施設、33,985室の増加です。特に4つ星、5つ星の宿泊施設が大幅に増加し、施設数はプラス89、客室数はプラス15,317室の増加となりました。
ダナン市は、国内外においてメジャーな観光地としての地位を確立し、広く称賛を受けています。観光産業の開発においては、承認された市の総合計画に沿って、大規模な投資が行われてきています。こうした取り組みが多様な投資を呼び込み、経済的利益をもたらしている一方で、さらなる発展が望めるポテンシャルも残っています。
観光インフラは近代化され、改善されたものの、産業の急速な成長により、ダナン国際空港の混雑、市中心部の交通渋滞、特に沿岸部における廃水回収・処理施設の不足などの課題が生じています。また、港にクルーズ旅客船専用バースがないことや、水運観光のための交通インフラが未完成であることもハードルとして挙げられます。
観光客向けの宿泊施設にはかなりの投資が行われていますが、客室数の急速な増加が供給過剰につながっている側面もあります。またダナンにはユニークな観光スポットがあるものの、その多くはまだ比較的小規模で、観光素材としては品質面でも改善の余地があります。エコツーリズムやコミュニティ・ツーリズム、水運観光、都市観光、M.I.C.E.など、新たな観光素材の開発もすすめる方針です。
さらに、ナイトタイムエコノミーの活用により、大きな収益をもたらす可能性があります。そのためには、地元の産業への影響が最小限となるように考慮しつつ、大規模で質の高い観光素材を生み出すプロジェクトに土地を割り当て、独立したナイトエンターテイメント施設を計画することが必要です。
第3部:文化遺産の保護とプロモーション
現在、特別国家遺跡2件、国家遺跡17件、市レベルの遺跡55件、遺跡40件が文化遺産として登録されています。
国家無形文化遺産には、大理石の工芸品、伝統芸能トゥオン、豊漁祭として知られるカウグー(Cầu Ngư)祭りが登録されています。村のコミュニティハウス例祭と伝統的なカウグー祭りは、すべての地区で一貫して組織され、維持されています。
現在、ダナン市は市民の要望に応えて、チャム彫刻博物館、ダナン博物館、ダナン美術館などの文化施設の設立に多大な投資を行っています。
4.2 プロアーティストによる活動
ダナンには、グエン・ヒン・ディン・トゥオン劇場、チュン・ブン劇場、ダナン児童文化会館の3つの芸術関連施設があります。チュン・ヴン劇場は、市内で高い評価を得ている熟練したイベント主催者として頭角を現しており、国内外アーティストによる歌やダンス、音楽パフォーマンスによる文化イベントアートフェスティバルをコーディネートすることで、多くの機関や団体から信頼を得ています。
第4部:図書館
市の総合科学図書館は現代的な施設で、11のレポジトリ、サーバーに接続された25台のコンピュータによる自律的なオンライン・データ・ソース、248,558もの文書と82,000の人名を保存するブロードバンド・アクセス・システムからなっています。閲覧室は2,500人が利用できるように設計されています。
区レベルの図書館はない代わりに、スポーツ・文化センターまたは地域のスポーツ・文化課内のスペースで図書サービスが提供されています。そのため、これら図書サービスの空間的なキャパシティは限られたものだと言えます。
第5部: 観光産業の展望と2030年までの観光開発計画、2045年までのビジョン
5.1 サービス部門
観光、貿易、物流サービス、金融(銀行)、教育、ヘルスケア、高度医療など、質の高いサービス産業の発展に特に重点が置かれています。これらの分野は、高い競争力を持つことが望まれており、特にASEAN域内および世界の国際的なサービス拠点と相互に繋がりあうことを目指しています。
5.2 観光開発
– 中部におけるメイン・デスティネーションとしての地位を確立するため、リゾート不動産などの高付加価値サービスの提供と観光産業の発展を目指します。革新的な取り組みや魅力の向上、優れた製品やサービスを通じて、観光地としてのダナンの魅力を高めることに重点を置きます。この戦略では、文化的・歴史的価値を持つ資産の保護と活用、自然景観の保全、生態環境の保護といったことと同時に、フェスティバルやイベントの開催で知られる「住みやすい」街として、またダイナミックで文化的な都市としてのダナンのアイデンティティを観光開発に反映させます。さらに、この計画には、ダナンをイベント都市あるいは国際会議の開催地として広く認知されるために、国際的あるいは地域的なイベントの開催をさらに増やしていくことも含まれています。この戦略は、ダナンを中部重要経済地域の鍵となる観光ゲートウェイとして位置づけることを目的としています。
+ 主な観光商品には、海の観光資源を活用したもの、高級リゾート、ショッピング、会議やセミナー(MICE)、文化・歴史・スピリチュアル・エコロジカルに関連したツーリズム、村落訪問、工芸村訪問、周辺の主要な都市と連携した都市観光が挙げられます。さらに、ガストロノミー・ツーリズム、ウェルネス・ツーリズム、ウェディング・ツーリズムなど、テーマ性の高い商品も用意されています。
+ 主要観光地域への重点的な投資: ソンチャ半島を国レベルのデスティネーションとして発展させるため、自然保護や生物多様性に焦点を当てたハイエンドなエコツーリズムエリアとして開発していきます。ダナン湾は、ユニークな建物と一流のサービスが提供される「沿岸都市」に変貌します。市の中心地は、生きた博物館複合施設や新しい都市センターとして、CBT(アン・ドン)、国際貿易センター、非関税ゾーン、アウトレット、ショッピングや伝統的なレストランが混在する歩行者天国、さらにアミューズメント・プロジェクト、エンターテインメント、コミュニティ・エコ・ツーリズムのアクティビティ、地域住民とのつながりなどが構築され、特にナイトライフ観光サービスの充実化が重視されています。
-手頃な価格と特定市場への依存を低減し、質の高いセグメントからより多くの外国人観光客を誘致します。ターゲットは先進国の観光客ですが、ロシア、インド、オーストラリア、北米、西欧、北欧、中東などの拡大したグローバル市場が含まれます。また、韓国、中国、日本、香港、台湾、東南アジア市場とのさらなる関係構築にも努めていきます。
– 中央高原に位置する主要観光地域として、ダナンはクァンナム省、トゥアティエン=フエ省と連携を強め、またその他の国内および海外の自治体と観光開発に関して協力していきます。
第6部:ダナン市の2030年までへの観光産業計画、2040年までのビジョン
指向型観光計画(2030年)
計画では、ダナン全域でレストランやホスピタリティサービス、アトラクションを開発することを目的としています。2030年までに、2,388ヘクタールの土地が観光用に割り当てられます。:
ネイチャーツーリズム
観光の持続可能性を維持するためには、自然をベースとしたエコツーリズムの推進が重要です。これらの取り組みは、ダナンのユニークな自然環境と生態系を保全するために不可欠です。ネイチャーツーリズムの開発は、自然環境への化学的影響を低減することを優先する一方で、ダナンの豊かな自然の景観が感じられる魅力的な観光スポットを確立する必要があります。
内陸水運観光
ダナン市は多くの河川や海との繋がりを誇り、市のアイデンティティの不可欠な部分でありつつ、魅力的な自然観光スポットに発展する可能性も秘めています。内陸水運観光の開発は、高品質で持続可能な観光水路の造成に重点を置くべきです。具体的には、以下が重点スポットとなります:
市の中心部に位置するハン川は、ダナンの重要な象徴といえます。ハン川は市内のすべての支流につながっているため、沿岸の観光スポットを結び、船や水上タクシーで移動することができます。観光客は川の美しさを堪能しつつ、川の両岸でのユニークなアクティビティを体験する機会を得ることができます。
さらに、2つの河川観光路を開発することで、ダナン湾、東海岸、ハン川水系に沿った河川の特徴を生かすことを目指しています。これらの水路は、ダナン湾沿岸地域、東部ビーチ、リゾート施設、ティエンサ・クルーズ船着場、主要なショッピングルート、ソンチャ半島、小ソンチャ島、ダナン市のその他の文化遺産など、人気の観光スポットを結ぶように設計されています。
持続可能な観光を確保するため、ダナン市の自然環境とデリケートな生態系を保護する水路エコツーリズムの推進に重点が置かれています。観光施設は、自然を観光資源としたその魅力を提供しながら、環境に与える影響を最小限に抑えることを優先しています。
ヒルサイド・エコツーリズム
ダナン西部の丘陵地帯の地形と多様な生態系は、ヒルサイド・エコツーリズムを戦略的に発展させる機会を提供しています。自然景観と風光明媚な特性を生かすことにより、丘陵地と西部の生態系小区域は観光スポットとして発展する可能性を秘めています。戦略としては以下が挙げられます:
バナヒルズ
バナヒルズの冷涼な気候と景観を生かし、リラクゼーションとレジャーに焦点を当てた高級リゾートとエンターテイメント複合施設を開発します。
西部の山岳森林地帯
ダナン西部の山岳地帯では、自然、野生生物、ピクニック(Hoa Phu、Hoa Bac、Hoa Hiep Bac)に関連したエコツーリズムやアドベンチャー・アクティビティを展開することができます。また、国道14Gやバナロード沿いには、モー・ストリームやクデ川、ルンドン川、ドンゲ湖などの支流沿いの地域があり、西部山岳森林地帯では川沿いでのアクティビティ開発が見込まれています。
ヴァンビレッジ・ラグジュアリーリゾート
海岸と丘の中腹に位置するヴァンビレッジは、ハイヴァン峠の南側にある唯一のリゾートです。リゾートアクティビティ、ビーチ、自然と文化を中心とした体験ができます。
フックトゥオン-アンガイ山脈
ダナンの中心に位置するフックトゥオン山脈は、自然空間を都市にユニークに統合しています。この地域は、都市環境の中で、都市のビューポイント、ピクニック、隠れ家を提供しています。
ネイチャーツーリズム
観光の持続可能性を維持するためには、自然をベースとしたエコツーリズムの推進が重要です。これらの取り組みは、ダナンのユニークな自然環境と生態系を保全するために不可欠です。ネイチャーツーリズムの開発は、自然環境への化学的影響を低減することを優先する一方で、ダナンの豊かな自然の景観が感じられる魅力的な観光スポットを確立する必要があります。
内陸水運観光
ダナン市は多くの河川や海との繋がりを誇り、市のアイデンティティの不可欠な部分でありつつ、魅力的な自然観光スポットに発展する可能性も秘めています。内陸水運観光の開発は、高品質で持続可能な観光水路の造成に重点を置くべきです。具体的には、以下が重点スポットとなります:
市の中心部に位置するハン川は、ダナンの重要な象徴といえます。ハン川は市内のすべての支流につながっているため、沿岸の観光スポットを結び、船や水上タクシーで移動することができます。観光客は川の美しさを堪能しつつ、川の両岸でのユニークなアクティビティを体験する機会を得ることができます。
さらに、2つの河川観光路を開発することで、ダナン湾、東海岸、ハン川水系に沿った河川の特徴を生かすことを目指しています。これらの水路は、ダナン湾沿岸地域、東部ビーチ、リゾート施設、ティエンサ・クルーズ船着場、主要なショッピングルート、ソンチャ半島、小ソンチャ島、ダナン市のその他の文化遺産など、人気の観光スポットを結ぶように設計されています。
持続可能な観光を確保するため、ダナン市の自然環境とデリケートな生態系を保護する水路エコツーリズムの推進に重点が置かれています。観光施設は、自然を観光資源としたその魅力を提供しながら、環境に与える影響を最小限に抑えることを優先しています。
ヒルサイド・エコツーリズム
ダナン西部の丘陵地帯の地形と多様な生態系は、ヒルサイド・エコツーリズムを戦略的に発展させる機会を提供しています。自然景観と風光明媚な特性を生かすことにより、丘陵地と西部の生態系小区域は観光スポットとして発展する可能性を秘めています。戦略としては以下が挙げられます:
バナヒルズ
バナヒルズの冷涼な気候と景観を生かし、リラクゼーションとレジャーに焦点を当てた高級リゾートとエンターテイメント複合施設を開発します。
西部の山岳森林地帯
ダナン西部の山岳地帯では、自然、野生生物、ピクニック(Hoa Phu、Hoa Bac、Hoa Hiep Bac)に関連したエコツーリズムやアドベンチャー・アクティビティを展開することができます。また、国道14Gやバナロード沿いには、モー・ストリームやクデ川、ルンドン川、ドンゲ湖などの支流沿いの地域があり、西部山岳森林地帯では川沿いでのアクティビティ開発が見込まれています。
ヴァンビレッジ・ラグジュアリーリゾート
海岸と丘の中腹に位置するヴァンビレッジは、ハイヴァン峠の南側にある唯一のリゾートです。リゾートアクティビティ、ビーチ、自然と文化を中心とした体験ができます。
フックトゥオン-アンガイ山脈
ダナンの中心に位置するフックトゥオン山脈は、自然空間を都市にユニークに統合しています。この地域は、都市環境の中で、都市のビューポイント、ピクニック、隠れ家を提供しています。
文化-スピリチュアル・ツーリズム
ダナンには現在、街の自然景観に溶け込んだ寺院があり、高級リゾートや山海のパノラマとスピリチュアルな場所を融合させています。スピリチュアル・エコツーリズムの中心地は次の通りです。:
ソンチャ半島
ソンチャ半島は国内でも随一の観光地になることを目指しており、リンウン寺や自然のアトラクション、多様性を誇る海洋生態系、スリル満点のアクティビティ、一流のリゾート施設を提供しています。
五行山
ダナンの五行山(マーブル・マウンテン)は、スピリチュアルで自然豊かな観光地として知られています。これらの山々は大理石や石灰岩、洞窟で構成されており、観光やちょっとした探検に最適です。周辺地域には大理石の手工芸品を伝統的に作ってきた村があり、文化的・精神的な観光エリアに発展する可能性を秘めています。
都市観光
ダナンでは、自然観光に加えて、市内中心地でさまざまな体験ができるダイナミックな都市観光が楽しめます。都市観光のアクティビティには、幅広い魅力的な体験が含まれています。
文化観光
文化ゾーン
ダナンの文化財は多様で、都市部全体に点在しています。チャム彫刻博物館、ディエンハイ城塞、ダナン市博物館、美術館、市場、寺院、グエン・ヒン・ディン・トゥオン劇場、フェスティバルなどが挙げられます。これらによって、観光客はダナン独特の文化を体験し、学ぶことができます。
行政の中心地であるダナン市庁舎周辺は、中央広場、ディエンハイ城塞、ダナン市博物館、総合図書館など、ユニークな遺産や建築物を生かした文化的な空間として整備されつつあります。
ティエンサ・クルーズ船着場
リエンチエウ新港の建設により、ティエンサ港は将来的にクルーズ船専用バースに生まれ変わります。この戦略的な開発により、クルーズ船の寄港増加が見込め、ティエンサ港はベトナムのみならず東南アジアで最高のクルーズ港として位置づけられるでしょう。
MICEツーリズム
市は、東部沿岸とハン川沿いを中心にMICE観光活動を発展させる計画です。Vo Van Kiet通りに金融街を設立し、複合商業金融センター、総合エンターテイメント、カジノプロジェクトを展開します。こうした開発は、既存のコンベンションセンターと連携して、セミナーツーリズムをサポートし、大型のイベントやフェスティバルを開催する可能性を秘めています。
スポーツ・ツーリズム
スポーツ・フィットネスセンター
この地域の重要な文化・スポーツセンターには、トゥエンソン・スポーツ文化複合施設、ホアスアン・スポーツコンプレックス、高性能スポーツセンターなどがあります。
アジアパーク
既存のスポーツエリアに隣接するアジアパークは、スポーツや文化イベント、特に毎年行われる国際花火大会のためのイベントスペースとしてさらに発展させることができます。
ゴルフコース
2030年の総合計画にはゴルフプロジェクトも含まれており、BRG、バナヒルズ、ホアフン-ホアフーでゴルフのプレイやリゾートアクティビティを楽しむことができます。
ウェルネスツーリズム
医療およびリハビリテーションセンター
ダナンはベトナム有数の集中医療センターになるという目標の一環として、旅行者と住民の両方のニーズに応えるため、国際病院、専門病院、世界基準の診療所を含む質の高い医療サービスの開発に注力していきます。
ビーチとレジャー観光
長く美しい海岸線とソンチャ半島に抱かれたダナンは、ビーチやレジャー観光を発展させる可能性を秘めています。広大な海岸沿いには公共ビーチも高級リゾートもあり、旅行者の多様なニーズに応えています。
出典:
『概要解説―ダナン市の2030年までの全体計画、2045年に向けたビジョン』
承認レベル:ベトナム首相
承認機関:建設省
企画主催機関:ダナン人民委員会
企画コンサルタント:Joint venture of Sakae Corporate Advisory and Surbana Jurong Consulting Company