ドンディン博物館

Bao Tang Dong Dinh Dong Dinh Museum ドンディン博物館 01
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ドンディン博物館 はソンチャ国有林の自然と調和した建築地区にあります。来館して週末を過ごしてみませんか。

Bao Tang Dong Dinh Dong Dinh Museum ドンディン博物館 01

概要:

ドンディン博物館は、ベトナム中部で初めて認可された文化拠点として2011年に建てられました。ソンチャ半島のブット川上流、ソンチャ区トークアン街区に位置しており、ダナンでのカルチャーツーリズムに変化をもたらすきっかけとなりました。

博物館の名前の由来は、ヤシ科クジャクヤシ属の1種である「ドンディン」という木の名前から来ています。ソンチャ自然公園に多く自生し、博物館の周辺でもよくみられる植物です。8年の歳月をかけて建物の建設と所蔵品の収集が行われたドンディン博物館は、2011年1月10日にダナン市人民委員会で承認され、同年1月28日に開館しました。

  • ドンディン博物館はソンチャ国有林の自然と調和した建築地区にあります。来館して週末を過ごしてみませんか。
  • 住所:ブット(仏教)川上流、ソンチャ半島。 Tho Quang Ward, Son Tra District, Danang City

見どころ:

ドンディン博物館は、ソンチャ自然公園の環境に調和し、適合するよう設計されています。クアン族の伝統的な中庭様式の住居と同じようなつくりをしており、訪問者を平和な雰囲気でもてなします。景観は保たれつつも、屋内通路が多い建物とも馴染むように再編成されています。緑色を主体としたこの一角には常緑樹とジャノヒゲのみが植えられており、木々の間を流れるブット川のせせらぎと3つの人工池は、博物館がある丘陵と水辺が一体となった雰囲気に大きく寄与しています。

100年~2,500年前の陶器は、大越、サフィン、チャンパ、中国、その他の地域に関連するもので、かつてはクアン族の梁のある2軒の家に飾られていたものです。そのいくつかは独特な特徴を持ち、専門家によれば、ベトナムで初めて発見された類の陶器も見ることができます。
庭園の丘の家というスタイルの建物は現代建築によって設計されており、土地の自然な高低差に応じて階層づけられています。近年制作された絵画が展示されている建物は自然石を使って造られており、その美的効果は近代の建築では前例をみません。加えて、陶器窯と陶芸家のための家が敷地内に建てられています。ここは研究調査のデータを保管するためだけでなく、プロジェクト関係者が生活し制作するための場所でもあるのです。

ドアン・フイ・ヤオ氏がこのプロジェクトのオーナーです。才能ある芸術家でありつつ、ダナンのベトナムテレビセンターで編集者としても勤務しています。中部高原の少数民族の村々で数年にわたり調査活動をしたことが、このプロジェクトを始動させるきっかけとなりました。当初、ドンディン博物館は週末(土日)と大型連休のみ開館しており、それ以外の日は前もって予約された来館希望者のみを迎えることから始まりました。

博物館はカルチャーツーリズムの幅を広げ、研究者や蒐集家、アーティストが集まって小規模なイベントを開催したり、美術に関心がある人を集めたりする場所として最適な空間となっています。

ドンディン博物館

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