日が落ちると水面に映り込む光、ゆっくりと浮かび上がる美しいビルたちの輪郭ー。
この夏、ダナンはこれまでとは違った夜の表情を見せます。その場で繰り広げられる光の演出や人々の動き、音楽など、すべての要素が一体となって人々の感情を揺さぶる特別な瞬間が生み出されます。新しい体験の場として生まれ変わったダナン国際花火大会2026(DIFF2026)では、光と彩りに包まれた空間の中で、一つひとつの瞬間が人と人をつなぐ特別なひとときを届けます。

今年、注目すべきはダナン国際花火大会の歴史において最大となる規模のステージ。それは幅40m以上・高さ10m以上にもなる巨大な昇降式アーチ構造の設計となっており、ショー全体の柱とも言えるでしょう。「融合の交差点」というコンセプトをもつこのステージは、まるで地平線同士が近づき合う瞬間を表現しているかのよう。そこでは、空間・時間・文化の境界が消え、感情の交流が生まれる世界が広がります。




3層構造で展開され、橋のように人と人をつなぐ曲線的なラインが特徴のステージデザイン。最上部では、光のアーチが大きく広がり、遠くへと広がっていく未来への希望を象徴しています。その下では、水面が静かに光を映し込み、柔らかな光の軌跡を残すことで、視覚的な奥行きを生み出し、伝統と現代が静かに対話するような空間を演出。横幅約100メートルにわたって広がるステージは、どの位置から見ても、一体感を感じられるような設計となっています。
ダナン国際花火大会2026は規模の拡大にとどまらず、演出技術の面でも大きな進化を遂げています。ステージには5つの構成パーツからなる機械式アーチシステムが導入され、それぞれが単独および連動で動かすことができるため、わずか70秒以内でステージ全体の形を変化させることが可能。照明、大型レーザー、3DマトリクスLED、そしてRetro Amberの演出効果が一つに融合し、「光の地平線」のような空間を生み出します。そこでは、まるで空間そのものが生きているかのように、音楽や感情のリズムに合わせた変化が見られるでしょう。

もう一つの大きな見どころは、多層構造のLEDスクリーンです。これは単に映像を表示するだけでなく、光を反射したり透過させたりしながら、まるでステージ全体を覆う「光の皮膚」のような役割を果たします。こうした光、動き、構造の融合によって、立体的で多層的な大規模演出が生まれ、各パフォーマンスは“物語”として表現されることが叶うのです。
DIFF2026の開幕戦(5月30日)のテーマは「自然」。この夜は、地元ダナンのチームと、昨年の優勝チームである中国チームとの間で感情豊かな対話のようなパフォーマンスが展開される予定です。一方はリズムと文化的アイデンティティを表現し、もう一方は高度な技術と連続するクライマックス演出で魅せる―。それらすべてが融合し、フェスティバルの最初を飾る、大きな盛り上がりが生まれるでしょう。

開幕戦後も、「遺産」「文化」「創造」「未来」といったテーマのもとで花火大会は続き、それぞれの演目が世界の異なる側面を映し出していきます。大会の最後を飾る7月11日の夜は、「ダナン ― つながる未来」をテーマとした決勝戦が行われ、夏の夜を彩る戦いが幕を閉じます。
DIFF2026は、単なる花火競技大会ではありません。世界トップクラスのチームによる競演の場であると同時に、人々の感情を動かし、それぞれが自分だけの特別な瞬間に出会える場所でもあるのです。
夜空に光が消えたあとに残るのは、華やかな花火の記憶だけではなく、これまでとは違うダナンに触れたという実感。そして、あっという間に過ぎ去ってしまう一つひとつの瞬間ではなく、心に深く残り、思い出として積み重なり、またこの街に訪れたくなるような余韻です。
ダナン観光促進センター







